一文でいうと
群動詞とは、動詞と前置詞・副詞が組み合わさって、全体で1つの決まった意味を表すまとまりのことです。
look after(〜の世話をする)や give up(あきらめる)のように、複数の語がセットで1つの動詞のように働きます。個々の語の意味を足しただけでは、全体の意味にたどり着かないのが特徴です。
どう捉えるか
群動詞は「1つのかたまりとして意味を覚えるもの」と捉えるとわかりやすくなります。look(見る)と after(後ろ)を足しても「世話をする」にはならないように、群動詞の意味は語の足し算では出てきません。
- I look after my sister.(妹の世話をする)→ look + after で「世話をする」
- Please turn off the light.(電気を消して)→ turn + off で「消す」
このように、動詞と結びつく前置詞・副詞まで含めて1セットで意味を持ちます。だから群動詞は、動詞単体ではなく「look after で世話をする」というかたまりのまま覚えるのが効率的です。
よくある混同:普通の「動詞+前置詞」との見分け方
群動詞と、意味がそのまま予測できる「動詞+前置詞」は形が似ているため混同しやすいのですが、意味のまとまり方が違います。群動詞は全体で1つの特別な意味になりますが、普通の動詞+前置詞は語の意味の足し算で理解できます。
| 例文 | 説明 | |
|---|---|---|
| 普通の動詞+前置詞 | walk into the room(部屋に歩いて入る) | walk と into の意味そのまま |
| 群動詞 | run into an old friend(旧友に偶然会う) | run + into で「偶然会う」という特別な意味 |
見分けるコツは、「語の意味を足して全体の意味が出るか」を確かめることです。足し算で出れば普通の動詞+前置詞、出ない特別な意味ならば群動詞です。
まとめ
| 項目 | 群動詞 | 普通の動詞+前置詞 |
|---|---|---|
| 意味 | 全体で1つの特別な意味 | 語の意味の足し算 |
| 覚え方 | かたまりで覚える | 個々の語で理解できる |
| 例 | give up(あきらめる) | walk into(歩いて入る) |
| 判定 | 足し算で意味が出ない | 足し算で意味が出る |
次に読むとよい記事
群動詞は、自動詞・他動詞や前置詞の要否とあわせて理解すると使い分けが安定します。