受動態とは?― 「される側」を主語にする形

受動態とは、動作を「される側」を主語にして述べる形のことです。be + 過去分詞で作ります。なぜ受動態を使うのか、能動態との視点の違いを理由から簡潔に解説します。

一文でいうと

受動態とは、動作を「する側」ではなく「される側」を主語にして述べる形のことで、be + 過去分詞で作ります。

The window was broken.(窓が割られた)のように、動作を受ける側(窓)を主語に立てます。「誰かが窓を割った」を、割られた窓の視点から述べ直したものです。

どう捉えるか

受動態は「カメラをどちらに向けるか」で捉えるとわかりやすくなります。同じ出来事でも、する側にカメラを向ければ能動態、される側に向ければ受動態です。

  • 能動態:Tom broke the window.(トムが窓を割った)→ する側(トム)が主語
  • 受動態:The window was broken by Tom.(窓はトムに割られた)→ される側(窓)が主語

では、なぜわざわざ受動態にするのでしょうか。理由は主に、される側に焦点を当てたいとき、あるいはする側が不明・重要でないときです。「窓が割られた(誰がやったかは問題でない)」のように、する側をぼかせるのも受動態の利点です。だから by 〜(する側)はしばしば省略されます。

よくある混同:能動態との見分け方

受動態と能動態は、主語が「する側」か「される側」かで区別できます。主語が自分で動作するのが能動態、主語が動作を受けるのが受動態です。

例文主語の立場
能動態She cleans the room.(彼女は部屋を掃除する)主語=する側
受動態The room is cleaned by her.(部屋は彼女に掃除される)主語=される側

見分けのコツは、「主語がその動作をしているのか、されているのか」を問うことです。be + 過去分詞の形になっていて、主語が動作を受けていれば受動態です。

まとめ

項目受動態能動態
主語される側する側
be + 過去分詞動詞をそのまま使う
焦点動作を受けるもの動作をするもの
The window was broken.Tom broke the window.

次に読むとよい記事

受動態は、be + 過去分詞という形が土台です。過去分詞の理解を固めておくのがおすすめです。