一文でいうと
目的語とは、動詞が表す動作や行為を直接受け取る名詞・代名詞のことです。
「私は本を読む」の「本」のように、動詞の動作が向かう先、あるいは動作の対象そのものを指します。英語では動詞のすぐ後ろに置かれることが多く、日本語の「〜を」「〜に」にあたる部分と考えると捉えやすくなります。
どう捉えるか
目的語を見分ける最もシンプルな方法は、「動詞の動作を受け取っているのは誰(何)か」を問うことです。動詞が他動詞であれば、その動作は必ずどこかへ向かいます。その向かう先が目的語になります。
- I bought a book.(私は本を買った)→ buy という動作を受け取るのが a book
- She gave him a present.(彼女は彼にプレゼントをあげた)→ give という動作を受け取るのが him(間接目的語)と a present(直接目的語)
2つ目の例のように、目的語が2つ並ぶ文型(SVOO)もあります。この場合、「〜に」にあたるのが間接目的語、「〜を」にあたるのが直接目的語です。
よくある混同:補語との見分け方
目的語と補語は文中の位置が似ているため混同しやすいのですが、見分け方は明確です。補語は主語や目的語を説明する(イコールの関係が成り立つ)のに対し、目的語は動作を受け取るだけで、主語とイコールにはなりません。
| 例文 | S=? の関係 | |
|---|---|---|
| 誤(目的語と誤認) | She is a teacher.(a teacherを目的語と考える) | She = a teacher が成立 → 実際は補語 |
| 正 | She met a teacher.(a teacherは目的語) | She ≠ a teacher → 目的語として正しい |
「S = O(またはC)が成り立つかどうか」を問えば、機械的に判定できます。is, become, seem のような動詞の後ろは補語、eat, meet, buy のような動詞の後ろは目的語になりやすい、という動詞のタイプも判断材料になります。
まとめ
| 項目 | 目的語 | 補語 |
|---|---|---|
| 役割 | 動作を受け取る対象 | 主語・目的語を説明する |
| S(またはO)との関係 | イコールにならない | イコールになる |
| 代表的な動詞 | eat, buy, meet, give など | is, become, seem など |
| 日本語訳の目安 | 「〜を」「〜に」 | 「〜だ」「〜である」 |
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目的語をより体系的に理解するには、文全体の構造から見ていくのがおすすめです。